ボンクラエンジニアライフ

ボンクラなエンジニアによる、日常記録です。

映画「この世界の片隅に」の感想【ネタバレあります】

この世界の片隅に」を鑑賞しました。
以下、ネタバレがありますので注意してください

f:id:sasaron397:20161211043455j:plain

悲しくてとてもやりきれない

映画の序盤は、コトリンゴさんの「悲しくてやりきれない」で始まります。
1回目に鑑賞したときは分かりませんでした。でも、再び鑑賞して感じました。

全てがつまっている気がします。

  • 大国の暴力に屈し、最後はあっけなく敗戦してしまうやりきれなさ
  • 「春美ちゃん」をはじめ、多くの人が戦いそして散っていったのに、報われないやりきれなさ
  • 自分はまだ元気なのに、何もできなかったというやりきれなさ

始まりは劇的でも、終わりはあっけなく儚い。
「耐え難きを耐え 忍び難きを忍び」昭和天皇による「玉音放送」が、胸に深く突き刺さる。

今の日本は、こんなに「やりきれない」状態から復興を成し遂げた方々によって復活したんだ。

呉のみなさん、頑張ってください

戦時下に空襲があったことは知っておりました。
しかし、私は、ここまで空襲警報が幾度も鳴り響き、恐怖のさなかを生き抜いていたという事実を、不勉強ながら知りませんでした。

ラジオ放送の、「呉の皆さん、頑張ってください」という響きが、しばらく頭を離れない。

戦時下の日常を描くというリアル

私がひとつ感じることとして、ただ単に戦争の悲惨さを描いた映画だったら、ここまで共感することはなかったと思う。

日常はリアルだ。私が今、ブログを書いているのも日常だ。
「すず」が生きたのも日常だ。

この、日常が侵されるというのはリアルだ。このリアル感をどう表現したらよいのか、うまく言葉が紡げない。
拙い言葉ではあるが、要約すると「他人事ではない。自分事なのだ」

「みんなが笑って過ごせる日」

そんな日が来ることを願ってやまない。
今自分がとっている行動は、誰かを悲しめていないか?

平和というのは、みんなの願いによって成り立つのかもしれない。